膠原病

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自己免疫反応が何らかの原因で過剰に働いてしまい、それによって全身の筋肉、皮膚、血管、関節等の部位で炎症が起きている病気のことを総称して膠原病と言います。
そもそも免疫というのは、細菌やウイルスなどの病原体などの異物が体内に侵入しようとする際にそれらを撃退する働きをするものです。ただ自己免疫反応では、自身の正常な組織までも異物として認識してしまい攻撃してしまいます。その結果、体にとって良くない症状を引き起こすようになります。

膠原病の種類(類縁疾患も含む)

などが挙げられます。

症状・治療に関して

症状は、疾患によって異なりますが、関節の痛み、はれ、変形、眼の乾き、口の渇き、指が太くなる、寒いと指先が白くなる、皮膚が赤くなる、熱が出るなどの症状が出現します。
最初風邪かと感じていたものの、発熱が続き倦怠感も持続するため、精査したところ判明する膠原病もございます。
自分の免疫が間違って活性化する病気ですので、免疫を抑制する治療が必要となります。いわゆるステロイドという副腎皮質ホルモン剤という治療を行いますが、ステロイドはメリット・デメリットがあるため、極力少量で済むように他の免疫抑制剤を併用し、副作用を減らせるよう努めています。
病状によっては近隣の高度医療機関に紹介させていただくこともございます。