内科

総合内科専門医が内科全般の幅広い診療を行います。

急性疾患から慢性疾患まで対応

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当院では、発熱・咳・鼻水・のどの痛みなどの風邪症状、腹痛、嘔吐・吐き気、下痢などの消化器症状、胸がどきどきする、咳が長く続く、息苦しい(呼吸困難)など心臓や肺に何らかの異常が感じられる等、幅広い症状に対応し、診察・検査・治療を行います。
また、体調不良があるものの何科に受診したら良いのかわからない患者様につきましても遠慮なくご受診ください。内科は、原因が特定できない患者様を適切な診療科へ案内する役割も担っています。
このほか、慢性疾患につきましても診療の対象としています。例えば、日頃のライフスタイルが引き金となって発症する生活習慣病(高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症 等)をはじめ、アレルギー疾患(花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息 等)、頭痛や便秘をよく繰り返す、なかなか眠りにつくことができない(不眠)、関節に腫れや痛みがみられるなどが挙げられます。
早期発見、早期治療が大切です。些細なことでも気になることがあれば、一度当院をご受診ください。

骨粗しょう症

骨粗しょう症は骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気で、日本には1000万人以上の患者様がいると言われています。女性に多いと言われており、特に閉経後の女性は注意が必要です。また、腎臓病・リウマチの患者様や膠原病などでステロイドを内服している患者様はリスクが高いことがわかっています。
骨粗しょう症により腰椎(ようつい)や大腿骨(だいたいこつ)を骨折すると日常の活動にも大きな影響を及ぼすため、生活療法や場合によっては薬物療法が必要です。
当院では骨粗しょう症ガイドラインで推奨されているDEXA法で腰椎や大腿骨の骨密度を測定することが可能です。骨粗しょう症と診断された患者様には治療を受けていただくことも可能ですので、お気軽にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に何度も呼吸が止まった状態が繰り返される病気で、舌根が沈下し気道が狭くなることで発生します。肥満体型の方、首が太く短い方、あごの小さい方などに起きやすいと言われています。
睡眠時無呼吸症候群の症状は睡眠中の呼吸停止や日中の急激な眠気が有名ですが、起床時の頭痛、高血圧、脳卒中、心疾患などの危険も高まることが知られています。
当院ではご自宅で簡易的に調べられる携帯型ポリソムノグラフ検査が可能です。負担の多くない検査ですので、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
また、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合には、気道に空気を送り込むことで気道を開き、症状を改善させる治療(CPAP)も対応可能です。

肥満症治療外来

肥満症治療外来

「肥満」に伴って健康を脅かす合併症がある場合、または合併症が起きるリスクが高い場合のことを「肥満症」と呼びます。
当院では自由診療(保険適応外)となりますが、肥満症の患者様に「ウゴービ皮下注(一般名:セマグルチド)」を用いた治療が可能です。

対象となる方

  • BMI 35kg/m2以上で、高血圧、脂質異常、2型糖尿病のいずれかを有する方
  • BMI 27kg/m2以上で、高血圧、脂質異常、2型糖尿病のいずれかを有し、以下の肥満に関する健康障害を2つ以上有する方
など
肥満に関する健康障害

耐糖能障害 (2型糖尿病、耐糖能異常)、脂質異常症、高血圧症、高尿酸血症(痛風も含む)、冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)、脳梗塞または一過性脳虚血発作、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、月経異常または女性不妊、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、運動器疾患、肥満関連腎臓病

診療内容

初回診療
  1. 身長、体重、腹囲測定
  2. 問診、診察
  3. 採血、尿検査
  4. 必要と判断された場合、睡眠時無呼吸症候群検査(簡易PSG)

※過去の健診結果などをお持ちの方はご持参ください

2回目診療(初回受診から1週間後以降)
  1. 身長、体重、腹囲測定
  2. 問診、診察
  3. 適応と判断された場合、ウゴービ皮下注(0.25mg/週)を処方
3回目診療(2回目の受診から約1か月後)
  1. 身長、体重、腹囲測定
  2. 問診、診察
  3. 採血、尿検査
  4. ウゴービの継続可否、継続の場合は投与量の相談

以後、1か月ごとを目安に受診していただきます。4週おきに増量するかどうかを相談していきます。医師の判断で、3か月に1回を目安に採血検査(必要な方は尿検査)を行います。

ウゴービの効果

大規模な研究にて、2.4mgのセマグルチドを週1回皮下注射すると68週後に平均14.9%の体重減少効果を認めています。
ただし、この2.4mgという量は最も多い用量です。当院では、少ない量から効果や副作用などを確認しながら徐々に増量していきます。
また、セマグルチドは以前より糖尿病の薬として使用されています。最近の研究では、血糖抑制や体重減少以外にも、心臓や腎臓を保護する効果も期待されています。

ウゴービによる副作用

低血糖、悪心、嘔吐、下痢、便秘、頭痛、膵炎、胆管炎、胆のう炎など

注意事項

  • 当院では美容目的でのウゴービの投与は行いません。肥満症患者で、医師が適切と判断した方のみ対象となります。
  • 効果には個人差があります。必ずしもご希望の結果とはならないことがありますので、ご了承ください。
  • 医師が治療の継続が不可と判断した場合には、治療途中であっても終了となることがあります。
  • ウゴービの使用中でも、食事・運動療法の併用が望ましいとされています。筋肉量の低下の報告もありますので、薬物療法のみに頼らず食事・運動療法も並行して行ってください。

費用(税込)

内容 料金
診察料(初診) 3,300円
診察料(再診) 2,200円
検査料 3,300円/回
栄養相談 2,000円/回
ウゴービ皮下注射
規格 2本 4本
0.25mg 6,500円 13,000円
0.5mg 9,500円 19,000円
1.0mg 14,500円 29,000円
1.7mg 19,000円 38,000円
2.4mg 22,500円 45,000円

※2本単位での処方となります。
※今後の状況により価格は変更になる可能性があります。

その他、内科で取り扱う主な疾患

風邪、インフルエンザ、肺炎、生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症(痛風) など)、アレルギー性疾患(気管支喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症、舌下免疫療法 など)、貧血、膀胱炎、不眠症 など

生活習慣病は→こちら

以下のような症状があれば、一度ご受診ください

  • 風邪の症状(発熱、咳、鼻水、喉の痛み)
    ※発熱や咳のある方は、
    ご来院の前に一度電話にてご連絡ください
  • お腹の調子が悪い(腹痛、便秘・下痢など)
  • お腹が張る
  • 吐き気、嘔吐
  • 胸やけ
  • 食欲不振
  • 頭痛
  • 立ちくらみ
  • 動悸
  • 息切れ
  • むくみ
  • 尿の異常(出にくい、頻尿、血が混じるなど)
  • 発疹
  • 疲労感
など