肥満症治療外来

肥満症治療外来

「肥満」に伴って健康を脅かす合併症がある場合、または合併症が起きるリスクが高い場合のことを「肥満症」と呼びます。
当院では自由診療(保険適応外)となりますが、肥満症の患者様に「ゼップバウンド皮下注(一般名:チルゼパチド)」、「ウゴービ皮下注(一般名:セマグルチド)」を用いた治療が可能です。

対象となる方

  • BMI 35kg/m2以上で、高血圧、脂質異常、2型糖尿病のいずれかを有する方
  • BMI 27kg/m2以上で、高血圧、脂質異常、2型糖尿病のいずれかを有し、以下の肥満に関する健康障害を2つ以上有する方
など

肥満に関する健康障害

耐糖能障害 (2型糖尿病、耐糖能異常)、脂質異常症、高血圧症、高尿酸血症(痛風も含む)、冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)、脳梗塞または一過性脳虚血発作、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、月経異常または女性不妊、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、運動器疾患、肥満関連腎臓病

診療内容

初回診療

  1. 身長、体重、腹囲測定
  2. 問診、診察
  3. 採血、尿検査
  4. 必要と判断された場合、睡眠時無呼吸症候群検査(簡易PSG)

※過去の健診結果などをお持ちの方はご持参ください

2回目診療(初回受診から1週間後以降)

  1. 身長、体重、腹囲測定
  2. 問診、診察
  3. 適応と判断された場合、ゼップバウンド皮下注(2.5mg/週)またはウゴービ皮下注(0.25mg/週)を処方

3回目診療(2回目の受診から約1か月後)

  1. 身長、体重、腹囲測定
  2. 問診、診察
  3. 採血、尿検査
  4. 肥満症治療薬の継続可否、継続の場合は投与量の相談

以後、1か月ごとを目安に受診していただきます。4週おきに増量するかどうかを相談していきます。医師の判断で、3か月に1回を目安に採血検査(必要な方は尿検査)を行います。

肥満症治療薬の効果

ゼップバウンドは、成人の肥満または体重関連合併症のある過体重者を対象とした臨床試験で、72週までに多くの患者で大きな体重減少が確認されており、約78〜90%の人が10%以上の体重減少を達成し、50%以上の患者が20%超の体重減少を示したというデータがあります。これらの効果は、食事制限や運動を併用した条件下で得られた結果です。
また、大規模な研究にて、2.4mgのウゴービを週1回皮下注射すると68週後に平均14.9%の体重減少効果を認めています。ただし、この2.4mgという量は最も多い用量です。

いずれの薬も、少ない量から開始し、効果や副作用などを確認しながら徐々に増量していきます。
どちらの薬も以前より糖尿病の治療薬として使用されています。最近の研究では、血糖抑制や体重減少以外にも、心臓や腎臓を保護する効果も期待されています。

副作用

低血糖、悪心、嘔吐、下痢、便秘、頭痛、膵炎、胆管炎、胆のう炎など

注意事項

  • 当院では美容目的での肥満症治療薬の投与は行いません。肥満症患者で、医師が適切と判断した方のみ対象となります。
  • 効果には個人差があります。必ずしもご希望の結果とはならないことがありますので、ご了承ください。
  • 医師が治療の継続が不可と判断した場合には、治療途中であっても終了となることがあります。
  • 注射治療開始後も、食事・運動療法の併用が望ましいとされています。筋肉量の低下の報告もありますので、薬物療法のみに頼らず食事・運動療法も並行して行ってください。

費用(税込)

内容 料金
診察料(初診) 3,300円
診察料(再診) 2,200円
検査料 3,300円/回
栄養相談 2,000円/回

ゼップバウンド皮下注射(糖尿病治療薬「マンジャロ」と同一成分)

2本 4本
2.5mg 9,500円 19,000円
5mg 14,500円 29,000円
7.5mg 18,500円 37,000円
10mg 21,000円 42,000円
12.5mg 23,000円 46,000円
15mg 25,000円 50,000円

※2本単位での処方となります。
※今後の状況により価格は変更になる可能性があります。

ウゴービ皮下注射(糖尿病治療薬「オゼンピック」と同一成分)

規格 2本 4本
0.25mg 6,500円 13,000円
0.5mg 9,500円 19,000円
1.0mg 14,500円 29,000円
1.7mg 19,000円 38,000円
2.4mg 24,500円 49,000円

※2本単位での処方となります。
※今後の状況により価格は変更になる可能性があります。

AGA(男性型脱毛症)

AGA(androgenetic alopecia:男性型脱毛症)とは?

肥満症治療外来

AGAは思春期以降に発症する進行性の脱毛症です。髪の成長サイクルの乱れにより、髪の毛が細くなったり、抜ける量が増えたりすることにより起こります。日本人男性のAGA発症率は、30代で20%、40代で30%、50代以降で40%台と年齢とともに高くなります。
一般的に男性ホルモンは骨・筋肉の発達を促し、髭や胸毛などの毛を濃くする方向に働きますが、男性ホルモンの1つであるテストステロンはジヒドロテストステロン(DHT)という物質に変換され、前頭部や頭頂部の毛包に作用し、髪の成長サイクルの乱れを引き起こします。そのため前頭部や頭頂部において男性ホルモンは毛を薄くする方向に働きます。

デュタステリドはテストステロンがDHTに変換されることを防ぐことで、髪の成長サイクルを改善し、髪の質を高め、脱毛を減らす効果があります。 また、ミノキシジルの外用(塗り薬)もAGA治療に効果的とされています。ミノキシジルを塗布することにより、毛包の血流が改善したり、毛母細胞の活性化を通じて髪の成長サイクルが改善したりします。デュタステリドとの併用が可能で、併用することにより、より高い効果が期待できます。

デュタステリドは1日1回1錠服用、ミノキシジルは1日に1~2回使用します。デュタステリドは半年〜1年、ミノキシジルは3か月〜半年で効果が実感できるといわれています。

副作用

※デュタステリド内服中の場合、前立腺がんのマーカーであるPSAが低く出やすくなるので、健診などでPSAを測定した際には内服中であることを申告してください。

費用(税込)

内容 料金
初診料 2,200円
再診料 1,100円
検査料(必要と判断した時) 3,300円/回
デュタステリド 0.5mg(ザガーロ®後発品 1日1錠内服) 4,400円/30日
ミノキシジル(1本 約1か月分) 4,500円/本

原則、1回の診察での処方は2か月分までとさせていただきます。

プラセンタ注射

プラセンタ注射

プラセンタ(メルスモン)注射は、ヒト胎盤由来成分を有効成分とする医療用医薬品で、更年期障害に伴う症状や肝機能障害の治療補助として使用されています。更年期にみられるほてり、発汗、倦怠感などに対し、自律神経やホルモンバランスの調整を目的として用いられます。
治療を継続する中で、肌状態の改善を実感される方もいらっしゃいますが、正式に承認された効能ではありません。

投与は週1~3回程度から開始し、症状や経過に応じて回数を調整します。効果の感じ方には個人差があります。

本剤はヒト胎盤由来製剤であり、製造・管理は国内で厳格な基準のもと行われています。現在までに感染症が伝播したとの報告はありませんが、理論的な感染リスクを完全に否定できない点についてはご理解が必要です。
また、メルスモン注射を一度でも使用した方は献血を行うことができません。臓器・組織提供については、提供の種類や状況により可否が判断されます。

なお、45~59歳の方で更年期障害に対して使用する場合には、保険適応となることがあります。詳しくは医師までご相談ください。

副作用

疼痛、悪寒、発熱、発疹など
ショック症状や肝機能障害など、重い副作用が出た場合は速やかにご受診ください。

費用(税込)

内容 料金
初診料 2,200円
再診料(月1回) 1,100円
メルスモン皮下注射(自由診療)1回 2mL 1,500円

自由診療における未承認医薬品等の明示

  • 同一成分および性能を有する承認医薬品はありません。
  • 国内販売代理店を通して入手しています。
  • 自由診療を目的として治療し、万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。